特集 PICU
6.PICUで診る感染症―小児の特性を理解しながら成人と同様の原則を守る
笠井 正志
1
,
志馬 伸朗
2
Masashi KASAI
1
,
Nobuaki SHIME
2
1長野県立こども病院 総合小児科・感染制御室
2京都府立医科大学附属病院 集中治療部・感染対策部
pp.525-536
発行日 2012年7月1日
Published Date 2012/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102100447
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Intensivist誌の読者には,集中治療医(小児を苦手と想像する)のほかに,若手の小児科医が意外に多いので,本稿では,成人集中治療医だけではなく,ICU搬送するべきかどうか日々呻吟しつつ迷っている小児科医も主な読み手と想定して論説する。まず,小児感染症でどのような疾患,病態をICUで管理するべきか,その管理のポイントは何かを述べ,そして小児に関するICU内感染予防策の実際を中心に論説する。なお,脳炎・脳症と敗血症に関しては,それぞれ別稿*1を参照されたい。
Copyright © 2012, "MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD." All rights reserved.