症例ライブラリー 緩和と手術が重なるとき
術後慢性痛のリスクをどう低減するか
大屋 里奈
1
Rina OYA
1
1京都府立医科大学 麻酔科学教室 疼痛緩和医療部
キーワード:
慢性痛患者の麻酔
,
セロトニン症候群
,
SCS留置患者の麻酔
,
術前教育
,
鎮痛補助薬
Keyword:
慢性痛患者の麻酔
,
セロトニン症候群
,
SCS留置患者の麻酔
,
術前教育
,
鎮痛補助薬
pp.936-940
発行日 2024年10月1日
Published Date 2024/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101203052
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
■症例1
65歳の男性。身長173cm,体重63kg。ASA-PSⅠ。胸腰椎移行部の椎間関節症による慢性的な背部痛があり,近医のペインクリニックで処方されたロキソプロフェン180mg/日,デュロキセチン30mg/日,ミロガバリン30mg/日を内服しているほか,後枝内側枝高周波熱凝固法を複数回受けている。いつもとは異なる腰痛があり,精査をしたところ,径12cmの巨大後腹膜腫瘍の腫瘍内出血が発見され,開腹切除術が申し込まれた。
さて,あなたならどうする?
Copyright © 2024, MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD. All rights reserved.