徹底分析シリーズ 「抜管」と向き合う
覚醒・抜管の方法は標準化すると安全性が高まるか?—テクニックではなくゴールの標準化
磯野 史朗
1
Shiroh ISONO
1
1千葉大学真菌医学研究センター 呼吸器生体制御学研究部門
pp.362-367
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101202889
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2024年1月末日現在,日本麻酔科学会(JSA)安全委員会に所属する「全身麻酔からの覚醒・抜管を安全に行うためのガイドライン作成ワーキンググループ」(磯野史朗,小竹良文,鈴木康之,加藤里絵,仙頭佳起)では,『JSA覚醒・抜管プラクティカルガイド(仮)』作成の最終段階である。本稿の内容は,このプラクティカルガイドと無関係ではないが,審議と手続きの経過で変化・修正もある。本稿は,呼吸生理学的見地から覚醒・抜管を掘り下げて記述したものと考えてほしい。
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