症例ライブラリー 術後の覚醒遅延
整形外科手術・麻酔後に意識障害が遷延した
合谷木 徹
1
Toru GOYAGI
1
1東京医科大学 麻酔科学分野
キーワード:
脳卒中
,
ビーチチェア体位
,
rSO2
,
脳梗塞
,
動脈硬化
,
卵円孔開存
Keyword:
脳卒中
,
ビーチチェア体位
,
rSO2
,
脳梗塞
,
動脈硬化
,
卵円孔開存
pp.633-635
発行日 2023年6月1日
Published Date 2023/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101202572
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
■症例1
65歳の男性。身長170cm,体重78kg。右肩の腱板断裂の診断で,ビーチチェア体位での肩関節鏡手術が予定された。1日15本×25年の喫煙歴,既往に未治療の高血圧と糖尿病があった。入院時の血圧は180/95mmHg,空腹時血糖値120mg/dL,術前の検査値でHbA1c 7.5%,ほかは特に問題なかった。最近もの忘れが多いことを自覚していた。
Copyright © 2023, MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD. All rights reserved.