特集 脳血管障害-脳卒中医療の今,そして未来
実地医家が知っておくべき脳卒中の最近の話題 脳卒中治療ガイドライン2021に基づく診療アップデート
板橋 亮
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1岩手医科大学 医学部内科学講座脳神経内科・老年科分野
キーワード:
LDL Cholesterol
,
降圧剤
,
心房細動
,
Tissue Plasminogen Activator
,
血栓除去術
,
診療ガイドライン
,
脳卒中
,
卵円孔開存
,
二剤併用抗血小板療法
Keyword:
Atrial Fibrillation
,
Antihypertensive Agents
,
Cholesterol, LDL
,
Tissue Plasminogen Activator
,
Thrombectomy
,
Practice Guidelines as Topic
,
Stroke
,
Foramen Ovale, Patent
,
Dual Anti-Platelet Therapy
pp.1774-1779
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.50936/J01778.2023083925
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脳卒中の治療では標準治療の意義を十分理解したうえで、患者の個別性を考慮して柔軟かつ妥当な判断を行うべきである。脳卒中治療ガイドライン(GL)2021では推奨文ごとに3段階のエビデンスレベルを設定し、5段階の推奨グレードを設定した。GL2021のトピックを急性期診療に関するトピック(組み換え組織プラスミノーゲン・アクチベーターの投与、血栓回収療法、抗血小板薬2剤併用療法、降圧レベル)と脳卒中発症予防に関するトピックに分けて概説した。

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