徹底分析シリーズ 気道管理“気導道”免許皆伝を目指して(前編)
酸素化の功罪について—「いつもの」FIO2で,本当に大丈夫?
鈴木 聡
1
Satoshi SUZUKI
1
1岡山大学病院 集中治療部
pp.412-417
発行日 2023年4月1日
Published Date 2023/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101202510
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重症患者の診療の場において「取りあえず酸素」は呪文のように唱えられていた。しかし昨今では「薬も過ぎれば毒になる」の言葉どおり,酸素投与による弊害が報告され,「取りあえず酸素」は過去の言葉になりつつある。
本稿では,酸素投与による弊害と現行の酸素療法の問題点について考察し,今後求められる術中の酸素療法について考える。
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