佐賀県佐賀市

佐賀市は佐賀県の中東部に位置し，人口約24万人と佐賀県最大の都市です。南側は有明海，南東部は筑後川を挟んで福岡県大川市・柳川市，北東部は脊振山地を境に福岡県福岡市・糸島市に隣接しています。

　佐賀県医療センター好生館（以下，当館）は，佐賀藩第10代藩主 鍋島直正公により1834年に創設された医学寮がはじまりとされています。当時の佐賀藩は時代の最先端にあり，1849年には日本初の種痘が実施され，1851年には「佐賀藩医業免札制度」という，全国に先駆けた医師免許の発行制度を発足するなど，先進的な取り組みがなされていました。2013年の独立行政法人化以降も，佐賀県の医療の中核病院として重要な役割を担っています。