特別寄稿
—コロナ禍中のASA Annual Meeting 2021 in San Diego—青柳卓雄博士のASA栄誉賞授賞式に出席して
宮坂 勝之
1
1聖路加国際大学
pp.26-29
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101202152
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
2021年10月5日。ワクチン2回接種を終え,緊急事態宣言も解除されたとはいえ,この時期に後期高齢者の身で米国出張は勇気が必要だった。
盟友の青柳卓雄博士(1936〜2020。日本光電工業)に,没後ではあるが,パルスオキシメータの発明による貢献に対して,米国麻酔科学会(ASA)が栄誉賞(Honorary Member Award)1)を授与することになった。しかし,日本麻酔科学会(JSA)からの出席者がないことを知り,50年来ASAの会員であり,またJSAから名誉会員の称号をいただいている立場の筆者が米国サンディエゴに向かうことにした。併せて,LiSA 2021年3月号にて青柳博士の追悼のために企画した徹底分析シリーズに協力いただいた方々や,特にこの栄誉賞実現のために努力してくださった麻酔患者安全財団Anesthesia Patient Safety Foundation(APSF)の方々およびLifeBox財団の方々に,直接御礼を述べたい気持ちもあった。
Copyright © 2022, MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD. All rights reserved.