diary
福井県越前市
石本 雅幸
1
1林病院 麻酔科
pp.1119
発行日 2021年11月1日
Published Date 2021/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101202120
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福井県のほぼ中央に位置する越前市には公的な大病院が存在しないため,当院は1913年の創設以来,地域の中核病院として医療を提供しつつ,時には高度先進医療を行う福井市内の大病院への橋渡し的な役割に注力してきました。手術は,主に一般消化器外科(主に腹腔鏡手術)と整形外科(関節・脊椎・外傷など満遍なく)で,まれに脳神経外科開頭術があります。また血管外科,形成外科,眼科などの局所麻酔での手術も行われています。麻酔は筆者と標榜医の前院長,さらに福井大学麻酔科の応援も得て対応しています。麻酔法にはこだわらず吸入麻酔と全静脈麻酔(TIVA)のどちらも行っていて,エコーガイド下末梢神経ブロックも積極的に併用しています。中規模病院ですが,カルテ,手術管理システム,麻酔記録などが電子化され,周術期管理全般にわたり役立っています。そのほか,地域貢献の一環として,救急救命士に対する気管挿管実習の受け入れも行っています。
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