徹底分析シリーズ 硬膜外さいこう—私の“こだわり”の硬膜外麻酔
質は損なわずに時間は最小限に
河野 太郎
1
Taro KAWANO
1
1宮崎大学医学部附属病院 麻酔科
pp.820-822
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101202053
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発泡スチロールの板を使って硬膜外麻酔の手技を教わった頃が懐かしい。所属施設または指導者の経験や方針にもとづいた手技にいったん馴染むと定着し,それを変えるのはなかなか簡単ではない。しかし,定着したと思しき手技も年月とともに変化し得る。かく言う私の手技も教わった頃からいくらか変化して今日に至っている。ふと,『「こだわり」の局所麻酔』1)が読みやすかったことを思い出した。おこがましいと言われるかもしれないが,ひとつ恩師*1にならって,私(河野)と新人麻酔科医の対話形式で書いてみる。
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