徹底分析シリーズ 遠隔医療の現在地—現状を知り,われわれの仕事と社会的インパクトを考える
術後患者に対するTele-ICU—システム構築におけるプロジェクトリーダーに求められるスキル
髙木 俊介
1
Shunsuke TAKAKI
1
1横浜市立大学附属病院 集中治療部
pp.710-713
発行日 2021年7月1日
Published Date 2021/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101202027
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
高齢化が進む日本において,急性期医療の需給バランスが課題となっている。多くの合併症を抱える患者が重症化した際に,治療する場所は集中治療室となるが,集中治療を支える医師は充足していない。そのため,限られた医療資源の集約化や医療の標準化により,重症患者をいつでもどこででも診療できることが求められている。本稿においては,複数病院が基幹病院と連携することで,集中治療専門医のいない施設においても標準的な医療を提供する遠隔ICUの概要について紹介する。
Copyright © 2021, MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD. All rights reserved.