徹底分析シリーズ ペースメーカ使えますか?
植込み型ペースメーカの適応と設定—麻酔科医が知っておきたいペースメーカの知識
岡村 英夫
1
Hideo OKAMURA
1
1日本赤十字社和歌山医療センター 循環器内科
pp.1050-1053
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201796
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高齢化が進む中でペースメーカなどのデバイスを植え込んだ患者が多くなった。手術の麻酔に携わる者としてもデバイスの知識をもっておかなければならない。最も遭遇する可能性が高いのが植込み型ペースメーカであろう。実に年間6万人もの患者が新規にペースメーカを植え込んだり交換したりしている。
典型的なペースメーカ植込み後のX線写真を図1に示す。ペースメーカは本体(ジェネレータ)とリードで構成され,必要な本数のリードが鎖骨下静脈から心臓に留置され,リードが接続された本体が鎖骨下の皮下に植え込まれるのが一般的である。
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