徹底分析シリーズ マスク換気から始める気道管理
用手的気道確保法とマスク換気—目指せ「マスク換気マスター」
古谷 健太
1
Kenta FURUTANI
1
1新潟大学地域医療教育センター魚沼基幹病院 麻酔科
pp.340-346
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201353
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後期研修医になりたての時期は,気管挿管に憧れを抱く。しかし,この段階の彼らを指導する筆者のスタンスは「気管挿管は,できる人がやればいい,それまで酸素化を保つことができればいい」である。研修医がまず習得すべきは,マスク換気である。「適切」にマスク換気ができれば,少なくとも酸素化で困ることはない。「マスク換気マスター」への道こそ,患者を生かす道である。
では,「適切な」マスク換気とはどういうものだろうか。
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