紹介
新世代タービン式麻酔器の登場
仲西 未佳
1
1大阪府済生会野江病院 麻酔科
pp.30-32
発行日 2019年1月1日
Published Date 2019/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201286
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2014年にドレーゲルジャパン社(以下,ドレーゲル社)から発売されたDräger Perseus A500は,タービン式の人工呼吸器を備えた画期的な麻酔器である。
麻酔器に搭載される人工呼吸器の駆動方式は,主にピストン方式かベローズ方式である。ピストン方式の場合,送気される量は電気駆動のピストンが動いた距離で決まる。一方,上昇型ベローズ方式はガス駆動であり,駆動ガスがベローズを変位させることにより送気される。
現在日本における麻酔器のシェアは(おおよその推測で)上昇型ベローズ方式6割弱,ピストン方式3割,下降型ベローズ方式1割強となっているが,Perseus A500は,これらとはまったく違う構造になっている。
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