徹底分析シリーズ ダヴィンチ手術の現在地
消化器外科のロボット支援下手術—麻酔科医は手術室のコーディネーターたれ!
髙松 千洋
1
,
坂口 嘉郎
2
Chihiro TAKAMATSU
1
,
Yoshiro SAKAGUCHI
2
1佐賀大学医学部附属病院 手術部
2佐賀大学医学部附属病院 麻酔科蘇生科
pp.874-876
発行日 2018年8月1日
Published Date 2018/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201189
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ロボット支援下胃切除術に対する麻酔法(使用する麻酔薬や手技など)に関しては,従来の腹腔鏡下胃切除術と同様の選択でよい。すなわち,施設ごとの細かい違い(例えば硬膜外麻酔を行うか否か,吸入麻酔薬か全静脈麻酔か,など)も含め,それぞれの慣れた方法を採用してよい。
管理の要点はむしろ手術室内のマネジメントにある。手術の進行や手術支援ロボットda Vinci® Surgical System(以下,da Vinci)の機器の動きを把握して,手術の進行をアレンジしたり,トラブルを防止したり,迅速に対処することに関して,麻酔科医にも準備段階から積極的にかかわっていただきたい。
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