徹底分析シリーズ ロボット手術2nd Phase
ロボット支援下呼吸器外科手術〜麻酔科医の視点から—手術室レイアウトから術後鎮痛まで
竹内 俊吾
1
,
小野 大輔
1
Shungo TAKEUCHI
1
,
Daisuke ONO
1
1三重大学医学部附属病院 麻酔科
pp.1188-1191
発行日 2025年12月1日
Published Date 2025/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134088360320121188
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ロボット支援下呼吸器外科手術robot-assisted thoracic surgery(RATS)は,呼吸器領域における低侵襲手術として従来の開胸手術やビデオ下胸腔鏡手術video-assisted thoracic surgery(VATS)に代わる新たな手術法として注目を集め,普及が進んでいる。2018年にIntuitive Surgical社(米国)が販売したda Vinci® SPシステムは,単一ポートから複数のアームを挿入して手術ができることが特徴であり,日本でも米国,韓国に続く3か国目として2022年に販売承認された。
本稿では単孔式RATSの麻酔管理について,従来の多孔式RATSやVATSとは異なる点に着目して述べる。

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