特集 消化器症候への実践的アプローチ
口腔および上部消化管
胃もたれ—胃もたれを理解し,適切な診断・治療をマスターしよう
山本 さゆり
1,2
,
脇田 嘉登
1
,
小笠原 尚高
2
1愛知医科大学総合診療医学講座
2愛知医科大学内科学講座消化管内科
キーワード:
postprandial fullness
,
食後の胃もたれ
,
ディスペプシア症状
,
心窩部を中心とした腹部症状
,
gastroparesis
,
胃不全麻痺
Keyword:
postprandial fullness
,
食後の胃もたれ
,
ディスペプシア症状
,
心窩部を中心とした腹部症状
,
gastroparesis
,
胃不全麻痺
pp.2101-2105
発行日 2024年11月10日
Published Date 2024/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229865
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Point
◎胃もたれにおいては,感染症やストレスに関連する急性症状,機能性ディスペプシアに起因し,6カ月以上継続する症状などが頻度が高くみられる.
◎慢性的な胃もたれ症状は食事摂取に悪影響を及ぼし,QOLを低下させ体重減少をきたすこともある.
◎背後に隠れた悪性腫瘍,消化性潰瘍,胃不全麻痺,食道・胃運動機能障害などの鑑別が必要である.
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