特集 末梢神経ブロックハンズオン120%活用術—RA Asiaのチャンスを見逃すな〈後編〉
若者よ,海外とも交流をしよう
上嶋 浩順
1
Hironobu UESHIMA
1
1昭和大学病院 麻酔科
pp.470-471
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201112
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「海外との交流なんて必要ではない」と思っていた私がその重要性を感じたのは4年前,ドイツのある施設を病院見学したときだった。私より4歳若いドイツの麻酔科医W医師がブタを使った神経障害の研究を活発に行っており,その当時,神経ブロック後の神経障害に興味があった私を丁寧に指導してくれた(このつながりは,翌年の日本臨床麻酔学会学術集会のランチョンセミナーへの招待へとつながった)。神経ブロック針と神経障害の関連性について多くを学べた充実感がある反面,英語でうまく議論ができない悔しさを覚えて帰国した。「もっと議論したい」「もっと最先端を学びたい」という思いが海外との交流の重要性を感じさせるきっかけになった。その後,数年の間に積極的に海外との交流も行うようになり,現在では海外の学会でも招待講演で講演できるようになった。
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