巻頭言
最近の若者研究事情について
下田 和孝
1
1獨協医科大学精神神経医学教室
pp.632-633
発行日 2008年7月15日
Published Date 2008/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405101234
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2007年5月に獨協医科大学精神神経医学教室主任教授を拝命し,約1年が経過した。大学も人手不足が叫ばれる中,幸いなことに当教室にも後期臨床研修を行うために若い精神科医が数名入局してきた。
我々(私は1983年卒)は精神保健法が施行される前の世代であるが,その頃の精神科教室は臨床を重視する教室,研究を重視する教室,両立をさせる教室など色々あったように思う。指定医制度ができ,指定医取得が多くの精神科研修医の目標の1つになり,学位の取得よりも重きを置かれるようになった。それでも研究をして,学会発表をし,論文を書くということが多くの研修医に要求されていた。
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