連載 判例ピックアップ 第18回
—硬膜外麻酔後脊髄硬膜外血腫—きわめてまれな合併症だが,重篤な結果となった場合は医療訴訟に至る可能性がある
奥田 泰久
1
1獨協医科大学越谷病院 麻酔科
キーワード:
肺血栓塞栓症
,
硬膜外麻酔
,
脊髄硬膜外血腫
,
抗凝固療法
Keyword:
肺血栓塞栓症
,
硬膜外麻酔
,
脊髄硬膜外血腫
,
抗凝固療法
pp.1088-1096
発行日 2017年11月1日
Published Date 2017/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200995
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●Summary
硬膜外麻酔を施行した患者の術後に肺血栓塞栓症が発症し,硬膜外カテーテルを抜去後に抗凝固療法が開始された。その後,患者の下肢に麻痺が生じ,脊髄硬膜外血腫と診断されて緊急血腫除去術が施行されたが,下肢の麻痺は改善しなかった。
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