症例検討 鎮静
集中治療中と処置中の共通点と相違点—関係する職種で目標を共有することが大切
二階 哲朗
1
Tetsuro NIKAI
1
1島根大学医学部附属病院 集中治療部
pp.766-771
発行日 2017年8月1日
Published Date 2017/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200925
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鎮静は侵襲的な医療行為を支える必要不可欠な医療技術の一つである。一方,鎮静を行うことで合併症を生じる可能性もあり,医療者は鎮静管理が患者にどのような恩恵を与え,どのような有害事象を生じ得るのか理解する必要がある。また,鎮静管理を行う医療体制の確立も望まれる。鎮静を行うシチュエーションはさまざまであるが,本稿では,処置中に行う鎮静と集中治療管理で行う鎮静について,その共通点および相違点について概説する。
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