症例検討 リスクのある妊婦の無痛分娩
免疫性血小板減少性紫斑病—硬膜外麻酔ができなくても無痛分娩は可能
大橋 弥生
1
Yayoi OHASHI
1
1Department of Anaesthesia and Pain Medicine, Fiona Stanley Fremantle Hospitals Group
pp.74-79
発行日 2017年1月1日
Published Date 2017/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200760
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症例
31歳の初産婦(G0P0)。身長152cm,体重46kg。以前から免疫性血小板減少性紫斑病(ITP)を指摘されていた。血小板数は8万/μL前後で推移しており,麻酔科外来では血小板数が5万/μLあれば硬膜外麻酔による無痛分娩が可能と説明していたが,自然陣痛発来後に入院して検査したところ4.8万/μLであった。無痛分娩ができなければ訴えると叫んでいる。
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