徹底分析シリーズ 無痛分娩における麻酔科医の役割
私たちのやり方:埼玉医科大学総合医療センターの場合—産科医,助産師・看護師との信頼がすべての基礎
照井 克生
1
Katsuo TERUI
1
1埼玉医科大学総合医療センター 産科麻酔科
pp.28-31
発行日 2017年1月1日
Published Date 2017/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200749
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当院での麻酔科医による無痛分娩は,2000年に総合周産期母子医療センターを新築し周産期麻酔部門ができた際に筆者が赴任して始まった。当初から自然陣発後の硬膜外無痛分娩を24時間体制で提供し,現在は当麻酔科のほぼ全員が産科麻酔研修を終えて無痛分娩を提供できるようになった。この間に硬膜外鎮痛に用いる局所麻酔薬濃度や投与方法は変化し,産科診療の変化にも対応して現在も工夫を続けている。「私たちのやり方」の概要を表1にまとめた。
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