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特集 リハビリテーション医療の費用と効果
医療現場からの報告―大学病院;埼玉医科大学
Effect of rehabilitation on motor FIM gains and cost-effectiveness in university hospital.
間嶋 満
1
Mitsuru Majima
1
1埼玉医科大学リハビリテーション医学教室
1Department of Rehabilitation Medicine, Saitama Medical School
キーワード:
motor FIM利得
,
費用効果分析
Keyword:
motor FIM利得
,
費用効果分析
pp.525-528
発行日 2003年6月10日
Published Date 2003/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100778
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わが国では,医療費抑制を目的とした医療制度改革が強力に推し進められているが,そのなかでも平均在院日数の短縮が主要な課題として取り上げられ,その目標達成のために医療機関の役割分担と相互の連携が必要不可欠となってきた.しかし,ここで重要なことは,在院日数の短縮そのものでは決してなく,そのことを通して行われた治療内容の妥当性や効果がきちんと検証されることであろうと思われる.本論文では,特定機能病院であり,急性期特定病院でもある大学病院のなかに独立した病棟を有する当科における,1999~2002年までの4年間の当科への入院患者の医事データを基に,本院全体での平均在院日数の短縮に対して行った当科の対応が,当科でのリハビリテーションの質にどのような影響を及ぼしたかを,ADL(activities of daily living)と入院費用の側面から検証してみた.
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