徹底分析シリーズ 無痛分娩における麻酔科医の役割
分娩の安全性を向上させるために無痛分娩を普及させよう!
角倉 弘行
1
Hiroyuki SUMIKURA
1
1順天堂大学医学部 麻酔科学・ペインクリニック講座
pp.10-11
発行日 2017年1月1日
Published Date 2017/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200747
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海外の集約化された分娩施設では,産科病棟に産科麻酔専従の麻酔科医が24時間体制で配置されており,無痛分娩だけでなく緊急の帝王切開や産科救急にも対応しているので,産科病棟における麻酔科医の存在が分娩の安全性の向上に大きく貢献しているが,分娩の集約化が遅れた日本では,このような体制を整えている施設は少ない。しかし日本でも,分娩に臨む女性たちの間で無痛分娩に対する需要が高まりつつある。このような無痛分娩の需要の増加に麻酔科医はいかに対応すべきか。
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