連載 blockstories 超音波ガイド下末梢神経ブロック 実践49症例 その後
TAPブロックの呼称と腰方形筋ブロック
森本 康裕
1
1宇部興産中央病院 麻酔科
pp.1170-1173
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200731
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これまで筆者は,LiSAコレクション『超音波ガイド下末梢神経ブロック実践24症例』(2013年)と『超音波ガイド下末梢神経ブロック② 実践25症例』(2016年)の2冊を上梓した。この2冊の内容に重複はなく,両者を併せて読んでいただくことを考えているが,発行年の違いにより,少し考え方が変わっている部分がある。中でも腹横筋膜面(TAP)ブロックの呼称について変化があり,注意が必要である。そこで,TAPブロックの呼称とその変化について,TAPブロックから腰方形筋ブロックへの進化(?)に注目してまとめる。
なお本稿は,『超音波ガイド下末梢神経ブロック② 実践25症例』の総論4「腰神経叢ブロック再考」,ミニ解説5「腹横筋膜面ブロック」,症例20「腹腔鏡下子宮全摘術」と合わせてお読みいただきたい。
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