徹底分析シリーズ アナフィラキシー
妊婦で発症したら…—妊婦も胎児も救おう
髙橋 深雪
1
,
井上 莊一郎
2
,
竹内 護
1
Miyuki TAKAHASHI
1
,
Soichiro INOUE
2
,
Mamoru TAKEUCHI
1
1自治医科大学 麻酔科学・集中治療医学講座
2聖マリアンナ医科大学 麻酔学教室
pp.948-952
発行日 2016年10月1日
Published Date 2016/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200680
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アナフィラキシーは命にかかわる重篤なアレルギー反応であり,特に妊婦の場合,いったん発症すると母体のみならず胎児も危機的状況に陥る恐れがある。発症時は母体の状態を改善させることが最優先だが,胎児は母体以上に大きなダメージを受ける場合があることを念頭におき,治療にもかかわらず母体の循環動態や呼吸状態が不安定な場合,即座に娩出を図るなどの早急な判断が必要である。
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