はへほ調music scene
ドボルザーク 交響曲第8番 ト長調 作品88
鉄学者
pp.488-489
発行日 2016年5月1日
Published Date 2016/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200574
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「親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりして居る」筆者である。決して喜んで出かけた訳でもない会合で,うっかり漏らした軽口が,絶海の孤島の石像の如く固まっていた某編集嬢の耳に入ってしまったのである。爾来,片時も休むこと無く地球は回り続けて再び同じ位置に戻ってきたのに,件の編集嬢は微動だにせず,職場で文字通り「不動の地位」を占めている。ヨハン・シュトラウスⅡ世の小品「常動曲」を聴かせれば少しは効果があるだろうか?
コラム子の琴線に触れる出来事も起こらないこのごろ,ようやく春めいてきたものの花粉と抗アレルギー薬の影響でボーッとしている頭には,マーラーやショスタコーヴィチの音楽は入ってこない。難しいことを考えず,耳に心地良い音楽を聴きたい時にはドボルザークの交響曲第8番,通称「ドボ8」がお勧めである。
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