連載 知識をいかに体系化するか
―英語をどう考えるか⑤―日本語と外国語:書字(手書き)はいつまで残るか
諏訪 邦夫
1
1帝京短期大学
pp.812-813
発行日 2014年8月1日
Published Date 2014/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101102208
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テレビのクイズ番組で,時に漢字の「書き順」が出題されています。現代では漢字を手書きすることが少なくなり,そんな時代に書き順のクイズは意義が乏しいと私は考えますが,そもそも日本語の文章の書字(手書き)はいつまで残るでしょうか。書字“calligraphy”は,英語でも以前は結構重要だったようですが,今では問題にする意義も機会もまったくありません。 芸術としての習字は面白く,きれいな手書きは美しいけれど,日本語執筆での手書きの役割はすでにゼロに近い状態です。
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