症例検討 緩和医療
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    巻頭言
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                生駒 美穂
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1新潟大学大学院医歯学総合研究科 緩和医療学分野
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.1073
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 2014年11月1日
                  Published Date 2014/11/1
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200046
                
                - 販売していません
- 文献概要
緩和医療にかかわっていると,「基本的緩和ケア」だけでは解決が難しく,「専門的緩和ケア」を必要とする症例に遭遇することは多い。このような「難しい症例」を,麻酔科出身の緩和医療に従事している医師から提示していただき,どのように悩み,患者と向き合い,解決の糸口をみつけていったかを解説していただいた。今回は,がん患者に対する緩和医療に絞ったが,いずれも,疼痛管理を行っただけではない。疼痛以外の身体症状,精神症状,社会的問題,スピリチュアルな問題を含んだ症例に対して,最終的にいかにQOLを上げるかをエンドポイントにおいている。
さらに今回は,日本緩和医療学会専門医のNTT東日本関東病院 緩和ケア科の鈴木正寛先生と慶應義塾大学医学部 麻酔学教室/慶應義塾大学病院 緩和ケアセンターの橋口さおり先生によるコメントが各症例に付されている。各症例に対して別の視点からのアプローチの可能性も読みとっていただきたい。緩和医療の分野は,まだエビデンスが確立していない治療法を選択することも少なくない。その選択にいかに客観性をもたせるか,自問自答する毎日である。そしてその経験をわかち合い,多方面からの学術的な意見に耳を傾けることの重要性を痛感する。今まさに緩和医療に携わっている麻酔科医だけでなく,これから緩和医療で力を発揮したいと思っている麻酔科医にも,本症例検討は一つの指針となるだろう。
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