徹底分析シリーズ 研修医の素朴な疑問に答えます 生理メカニズム
自己調節能がある臓器とない臓器の違いは何か
五代 幸平
1
,
松永 明
1
Kohei GODAI
1
,
Akira MATSUNAGA
1
1鹿児島大学医学部 麻酔・蘇生学教室
pp.962-963
発行日 2014年10月1日
Published Date 2014/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200018
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各臓器にはさまざまな強さの自己調節能が備わっている。心臓や脳,腎臓には強い自己調節能が備わっている。一方で皮膚や妊娠時の子宮には自己調節能はほとんどない。自己調節能のある臓器とない臓器の違いは,生体の機能維持における重要度の違いであろう。重要な臓器ほど自己調節能が強いと考えられている。表1に安静時の臓器別血流量を示す。
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