連載 知識をいかに体系化するか
―英語をどう考えるか⑥―バイリンガルとセミリンガル
諏訪 邦夫
1
1帝京短期大学
pp.918-919
発行日 2014年9月1日
Published Date 2014/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101102236
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言語をマスターする段階として,「バイリンガル」について考えます。「バイリンガル」といっても,いろいろなレベルがあります。 知的な日本人は,英語を自由に読み,それよりはやや不自由でしょうが,書きますから「読み書きのバイリンガル」の人が多いと言えます。私自身は,英語を会話を含めてまずまず自由に扱えるので,低いレベルながら日本語と英語のバイリンガルの意識でいます。 では,日本人が子供のうちから英語を学ぶと,バイリンガルになるでしょうか。「日本語も英語もできるなら結構」と言えるでしょうか。それがバイリンガルですが,そう楽観できるかの問題としてバイリンガルになるか,それともどちらも不自由でどっちつかずになるか,が今回の中心テーマです。
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