症例検討 産科出血は怖くない!
産褥出血の母体搬送―早期の異常認知,そして早期に高次施設への転送の判断を
藤田 尚
1,2
,
坂本 哲也
1,2
FUJITA,Takashi
1,2
,
SAKAMOTO,Tetsuya
1,2
1帝京大学医学部附属病院 救命救急センター
2帝京大学医学部 救急医学講座
pp.790-796
発行日 2014年8月1日
Published Date 2014/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101102203
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
症例 22歳(0経妊0経産)。身長148cm,体重42kg。妊娠40週2日に他院で自然経腟分娩となったが,止血困難で一般病院に搬送されてきた。4度の会陰裂傷,血圧は52/28mmHg,心拍数は140bpmであった。腟には,ガーゼタンポナーデがされていたが,シーツに多量の出血が認められた。
Copyright © 2014, "MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD." All rights reserved.