連載 漢方の歩き方 レーダーチャートで読み解く痛みの治療戦略:第1回
痛みの漢方は6つのベクトルで考える
矢数 芳英
1,2
1東京医科大学病院 麻酔科
2温知堂 矢数医院
pp.680-687
発行日 2013年7月1日
Published Date 2013/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101873
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漢方ってどんなイメージ?
矢:これから連載「漢方の歩き方」で,荒井先生,福井先生と一緒に,麻酔科医にとっての漢方を一緒に勉強していくことになりました。そこで最初に,お二人の漢方に対するイメージを聞きたいと思います。荒井先生は漢方というとどんなイメージをもっていますか?
荒:漢方は“すごい”というイメージです。西洋医学の限界で治らない人も,漢方で不思議と良くなったりするし,昔の人を本当に尊敬します。そもそも,西洋医学の薬は人工物で,漢方は自然のものというイメージがあります。ただ,漢方にも副作用があるというのには驚きました。
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