連載 はへほのはなし:第2回
太陽よりアツい人たち
三畳 三男
pp.1122-1123
発行日 2012年10月1日
Published Date 2012/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101663
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- 文献概要
明日からの臨床にまったく役立たない珍企画,LiSAの真面目な読者から編集部に苦情が殺到して,きっと第1回のみで打ち切りになるだろうと高をくくっていたら,恐るべしE嬢から矢継ぎ早の次回原稿の催促である。
前回は(第1回の記事を読んでいない貴男/貴女は,今後も本コラムとはかかわりをもたないほうが幸せかもしれません)約3オングストロームの水分子を,1.45×1021光年の遙か彼方まで並べてみようという,スケールが小さいのか大きいのかよくわからない話であった。最終的には地球上のすべての水が雲になったら,猛烈な温室効果が生じて,もはや明日の麻酔をセボフルランとデスフルランのどちらで維持するかなど議論している場合ではない,という実に教育的な結論が導かれた。今回は,もっと現実味のある「役に立たない」(という読者からの要望はまったくないが…),しかもより具体的な「暑苦しい」話である。
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