ワークショップ はじめての漢方診療・7
太陽病から少陽病へ
三潴 忠道
1
1飯塚病院漢方診療科
pp.427-431
発行日 1997年5月15日
Published Date 1997/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414902162
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頭痛・発熱・悪心などを伴い太陽病で発症した感冒も,数日たつと食欲不振などが出現し少陽病へ移行する.他覚的にも脈は表在性の浮から弦となり舌苔や腹診所見にも変化が出始める.少陽病期は急性疾患の亜急性期や慢性疾患でよく出現し,小柴胡湯はその代表的な方剤である.
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