徹底分析シリーズ 麻酔科的緩和医療
硬膜外鎮痛法―手術麻酔で培った技術で,自信をもって臨みたい
服部 政治
1
HATTORI,Seiji
1
1がん研究会有明病院 麻酔科・ペインクリニック
pp.814-817
発行日 2012年8月1日
Published Date 2012/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101598
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硬膜外鎮痛法は,オピオイドの全身投与で軽減できないがんの痛みを,劇的に軽減できる疼痛管理法の一つである。使用する薬物が手術時の薬物と多少異なる,というだけなので,特別なことを教わらなくとも,麻酔科医として十分な修行を積んだ医師であれば,実施することが可能である。この点で,緩和医療で最も汎用性のある麻酔科的手法といえよう。麻酔科医として他科医師がまねのできない特徴的な疼痛管理の入門編である。
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