徹底分析シリーズ 痛みのバイオロジー
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    痛みとは何か―末梢の侵害刺激の受容から始まる伝導路 情動を伴わない場合は苦痛にならない
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                渡部 達範
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            ,
                                        
                                    
                                    
                                        
                                            
                                                河野 達郎
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                        
                                            
                                                Tatsunori WATANABE
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            ,
                                        
                                    
                                    
                                        
                                            
                                                Tatsuro KOHNO
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1新潟大学大学院医歯学総合研究科 麻酔科学分野
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.454-458
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 2012年5月1日
                  Published Date 2012/5/1
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101521
                
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「痛い」という言葉を,われわれは日常的にさまざまな場面で使用する。本来痛みは,「切った指が痛い」などの肉体的苦痛,「心が痛い」などの精神的苦痛を意味する。特に後者の意味から派生し,「その話は耳が痛い!」などの弱点を突かれた場合や,「密会がばれて痛い!!」などといった取り返しがつかないほどひどい場合にも使用される(図1)。つまり「痛い」という言葉は,回避したい状況を避けられなかったときに使用されている。

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