症例検討 周術期の血糖管理
―血糖コントロール不良患者の下肢切断術―神経ブロックを利用して抗凝固・抗血小板薬を中断しない
甲 俊迪
1
,
上山 博史
1
KABUTO, Toshimichi
1
,
UEYAMA, Hiroshi
1
1関西労災病院 麻酔科
pp.1208-1211
発行日 2011年12月1日
Published Date 2011/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101406
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症例
62歳の男性。身長161cm,体重56kg。糖尿病でHbA1C(JDS)値が8%,血糖調整が悪く,常時血糖値が200mg/dL前後で推移している。下肢の糖尿病性壊疽で,感染も認められ,下腿切断術が予定された。合併症として腎不全があり,透析を受けている。普段から立ちくらみがあり,便秘がちである。さらに,閉塞性動脈硬化症を合併し,アスピリン,ワルファリンを服用している。
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