症例検討 周術期の血糖管理
―網膜症の既往がある患者の緊急手術―血糖値の補正だけに眼を奪われない 高血糖を気にして糖負荷をためらわない
関根 秀介
1
,
畑山 聖
2
,
内野 博之
1
SEKINE, Shusuke
1
,
HATAKEYAMA, Kiyoshi
2
,
UCHINO, Hiroyuki
1
1東京医科大学 麻酔科学講座
2戸田中央総合病院 麻酔科
pp.1212-1216
発行日 2011年12月1日
Published Date 2011/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101407
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症例
56歳の男性。身長158cm,体重52kg。交通事故による上腕骨開放性骨折で,観血的整復固定術が予定された。術前検査で血糖値が350mg/dL〔HbA1C(JDC)値10%〕であった。飲酒をしていて軽度の意識障害が認められた。網膜症の既往がある。
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