今月の主題 不整脈患者のマネジメント
予防と長期管理
抗不整脈薬をいつまで続けるか
池主 雅臣
1
,
内山 博英
1
,
相澤 義房
1
1新潟大学医学部第1内科
pp.1153-1155
発行日 1999年7月10日
Published Date 1999/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906108
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●明らかな基礎心疾患を有さない症例の上室性および心室性期外収縮や非持続型心室頻拍は,症例の生命予後に関係しない.
●基礎心疾患を有する症例の心室性期外収縮は,基礎心疾患の治療をまず第一に行う.
●心房細動が慢性化した場合はIa・Ic群の薬剤を中止し,ジギタリス,βブロッカー,Ca拮抗剤などにより心室レートの調節を目標とした治療に変更しなくてはならない.
●基礎心疾患を有する持続型心室頻拍は再発性で,血行動態の悪化により致死的となりうるため,たとえ数カ月間発作がなかったとしても,安易に抗不整脈薬を中止・変更してはならない.
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