症例検討 「ショック」との遭遇
アナフィラキシーショック:何よりも素早い対応が救命の鍵
光畑 裕正
1
MITSUHATA, Hiromasa
1
1順天堂大学医学部附属順天堂東京江東高齢者医療センター 麻酔・ペインクリニック科
pp.1088-1092
発行日 2010年11月1日
Published Date 2010/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101071
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
- サイト内被引用
症例
26歳の男性。身長175cm,体重75kg。硬膜外麻酔併用全身麻酔下に前十字靭帯損傷に対して靭帯再建術が予定された。L3/L4から硬膜外カテーテルを挿入し,テストドース投与後,麻酔レベルがT12まであるのを確認して,プロポフォールで導入した。ロクロニウムで筋弛緩を得たのちに気管挿管をし,抗生物質を投与した。麻酔導入開始5分後,血圧が60/40mmHgへと低下し,心拍数は110bpmと増加した。
Copyright © 2010, "MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD." All rights reserved.