今月の主題 臨床に活かす免疫学
アレルギー性疾患
アナフィラキシーショック
平野 隆雄
1
1順天堂大学医学部血液内科
pp.1024-1026
発行日 2001年6月10日
Published Date 2001/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908181
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ポイント
アナフィラキシーは,IgEを介するI型アレルギー反応とIgEを介しないアナフィラキシー様反応に分類される.基本反応は血管拡張と血漿漏出によるhypovolemic shockであり,治療目的は速やかに呼吸・循環不全を改善することである.予防が最も大切で,原因物質のアレルギー歴に関する問診が重要である.
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