斜視の手術：全身麻酔を第一選択とし，気管チューブや麻酔回路のトラブルに注意

症例

3歳の男児。身長95cm，体重13.2kg。地域の健診で眼位の異常を指摘された。近隣の眼科を受診したところ間欠性外斜視と診断され，両親の希望により当院で手術的な斜視治療が計画された。現在視力異常はなく，手術・麻酔は初めてであり，既往歴，家族歴に特記事項なし，術前諸検査において異常所見は認められない。