連載 A.M.C.心臓手術と麻酔:第4回
左心機能低下を伴う冠動脈3枝病変に対する心停止下冠動脈バイパス術
吉田 和則
1
,
内藤 嘉之
2
,
井出 雅洋
3
1明石医療センター 心臓血管外科
2明石医療センター 麻酔科
3神戸麻酔アソシエイツ
pp.1130-1141
発行日 2007年11月1日
Published Date 2007/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100507
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症例
80歳の女性。身長156cm,体重50.2kg,BSA 1.46m2。既往歴に糖尿病と高血圧がある。2か月前に急性心筋梗塞を発症,心不全から肺水腫となり入院加療を受けた。精査の結果,冠動脈の高度な3枝病変と判明した。保存的治療にて心不全の改善をみた後,冠動脈バイパス術(CABG)目的で当院へ転院となった。体外循環(CPB)を使用して,心停止下の5枝CABGが予定された。
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