症例検討 術後悪心・嘔吐
制吐薬の予防的投与や麻酔法の工夫でPONVを減少させる努力が必要
高須 昭彦
1
Akihiko TAKASU
1
1大垣市民病院 麻酔科
pp.184-188
発行日 2007年2月1日
Published Date 2007/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100239
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症例
42歳の女性。身長156cm,体重65kg。5年前に子宮筋腫に対して単純子宮全摘術を受けたが,その後,瘢痕ヘルニアとなったため根治術が行われた。プロポフォールで麻酔導入したのち,セボフルラン1.5~2.5%,亜酸化窒素:酸素=2:1で維持した。術後鎮痛にはペンタゾシンを投与した。抜管後数分してから蒼白となり,嘔吐した。血圧は75/50mmHg,心拍数56bpmであった。
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