座談会
専門医制度を考える
田崎 寛
1
,
平尾 佳彦
2
,
千賀 康弘
3
,
飯塚 啓二
4
,
町田 豊平
5
1慶應義塾大学泌尿器科
2奈良医科大学泌尿器科
3関東逓信病院泌尿器科
4篠の井総合病院泌尿器科
5慈恵医科大学泌尿器科
pp.7-20
発行日 1994年1月20日
Published Date 1994/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901096
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日本泌尿器科学会の専門医制度が正式に発足して3年,専門医の資格をもった気鋭の泌尿器科医が,これから続々誕生していくに違いない。
本座談会では,日本泌尿器科学会で,この制度を含めて,泌尿器科医教育に指導的立場におられる田崎寛先生,指導医として,また卒後教育,生涯教育のありかたについて指導医アンケート調査などをされ,この問題に一家言おもちの平尾佳彦先生,さらに昨年1回目の専門医試験にパスされ,専門医として,第一線でご活躍中の,千賀康弘,飯塚啓二両先生をお招きし,現在の問題点,将来の展望などについて,忌憚のないお話をうかがった。本誌編集委員町田豊平先生の司会で,本制度の沿革,現状の分析から,今なにが問題か,今後如何に運用すべきか,など幾つかの問題点が浮き彫りにされたが,と同時に,それぞれの立場からの要望,注文も出された。話題は談論風発,多岐にわたったが,最後に司会者が,「明るい期待のもてる内容でよかった」と結ばれたように,新年にふさわしい座談会となった。
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