症例検討 モニタリングをめぐるトラブルとその対処法2
カプノメータ:術中,換気条件を変えていないのに,呼気終末二酸化炭素分圧が低下してきた。
波形から原因を予測し,状況に応じた適切な処置を/原因は,死腔換気の増加,二酸化炭素産生の低下,心拍出量の低下,標本ガスへの他のガスの混入
新井 としみ
1
,
正木 英二
2
Toshimi ARAI
1
,
Eiji MASAKI
2
1埼玉県立小児医療センター 麻酔科
2東北大学病院 麻酔科
pp.378-381
発行日 2008年4月1日
Published Date 2008/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100079
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同じ呼気終末二酸化炭素分圧(PETCO2)低下でも,波形の状態によって原因が変わってくる。原因によっては,より早急の処置が必要になり,場合によっては手術中止を余儀なくされることがある。いくつかのパターンを理解し,状況に応じて適切な処置ができるようにしなければならない。
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