特集 ここが変わった!—呼吸器診療 最新スタンダード
Ⅲ.肺腫瘍
胸膜中皮腫
藤本 伸一
1,2
1岡山労災病院腫瘍内科
2岡山労災病院呼吸器内科
キーワード:
石綿健康被害救済制度
,
胸腔鏡下胸膜生検
,
胸膜剝皮術
,
免疫組織染色
,
免疫チェックポイント阻害薬
,
労災補償
Keyword:
石綿健康被害救済制度
,
胸腔鏡下胸膜生検
,
胸膜剝皮術
,
免疫組織染色
,
免疫チェックポイント阻害薬
,
労災補償
pp.111-116
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.243232680740010111
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ここが変わった!
●過去のスタンダード
・診断には十分な生検組織を用いた免疫組織染色を含めた病理組織検査が必須である.
・治療選択肢が限られ,予後不良である.
・TNM分類に基づく病期分類がなされるが,臨床病期は必ずしも予後を反映しない.
●現在のスタンダード
・国内の取扱い規約の改訂により,従来組織亜型として用いられていた「上皮型」「肉腫型」「二相型」はそれぞれ「上皮様」「肉腫様」「二相性」と称することが提唱されている.
・胸膜の組織検体のみならず,細胞診とセルブロック法を用いた免疫染色により,胸水検体でも胸膜中皮腫の診断を行えるようになった.
・免疫チェックポイント阻害薬の併用療法に加え,化学療法と免疫チェックポイント阻害薬の併用療法も新たな治療選択肢となった.
・TNM分類が改訂され,T因子の判定に胸部CTにおける胸膜腫瘍厚が用いられるようになった.

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