特集 難治性喘息—なぜこの喘息患者はよくならないのか?
Ⅱ.コントロール不良喘息への診断アプローチ
落とし穴を避けるための診断スキル
平位 佳歩
1
,
山田 一宏
1
,
渡辺 徹也
1,2
1大阪公立大学大学院医学研究科呼吸器内科学
2大阪公立大学大学院医学研究科医療の質・安全管理学
キーワード:
コントロール不良喘息
,
鑑別診断
,
dysfunctional breathing
Keyword:
コントロール不良喘息
,
鑑別診断
,
dysfunctional breathing
pp.510-515
発行日 2025年11月1日
Published Date 2025/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.243232680730040510
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POINT
●気管支喘息には診断基準がないため,コントロール不良時は,診断が正しいかを常に振り返る必要がある.
●コントロール不良時は,患者の生活習慣や環境整備指導のために,詳細な病歴聴取やきめ細やかな診察が求められる.
●近年,喘息のdysfunctional breathingが注目されるが,医療者の認識不足による見逃しや誤診が散見され,注意を要する.

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